かわるあいだの美術2023、はじまります。
鹿児島で同時代の表現が生まれるアートシーンを作っていこうと、2020年から活動しています。
この夏、鹿児島市立美術館と霧島アートの森で現代美術企画展が開催されることに伴い、同時多発的に鹿児島が現代美術で賑わう動きを生みだす試みとして、2つの展覧会を企画しました。
「日常へのまなざし」と「象(かたど)るふるまい」です。
日々のなにげない暮らしや景色を抽出し、それぞれが独自の視点で捉えた平面作品展と、いまを生き抜くことを見つめ、生まれてきた表現の〈行為〉をテーマにした展覧会です。それぞれ感覚揺らし、見る人の日常や生き方とクロスオーバーすることでしょう。作品をより身近に味わうため、さまざまなイベントも企画しています。
同時代を生きる表現者たちの作品や思考に触れ、想像をめぐらす機会を鹿児島でどうぞ。
かわるあいだの美術実行委員会
日常へのまなざし
Eyes on the everyday life
日常のなにげない瞬間の風景や、身の回りにあるものから着想を得て表現する鹿児島出身の画家4人による展覧会。生活の中から湧きあがる表現や、鹿児島という地方都市において〈絵画〉で表現する意味について考察します。
2023.9.5(火)-10(日)
鹿児島市立美術館(地下講堂)
鹿児島市城山町4-36
会期中無休
開館時間 9:30-18:00(最終日は16時まで)
観覧料 一般500円、学生無料
展示作家
asamiru ・上脇田直子・木浦奈津子・外薗千里
象るふるまい
Modeling for demeanor
小さな声やつぶやき、ささやかな態度を形にする「行為」をテーマにした展覧会。それぞれの言葉を持ち、内なる感情を綴り、「行為」として立ち上がらせる態度は、揺らぐ社会に生きる私たちにそっと寄り添い、ぽんと背中を押してくれるようです。
2023.9.5(火)-10(日)
レトロフトMuseo
鹿児島市名山町2-1レトロフト千歳ビル2F
会期中無休
開館時間 11:00-18:00(最終日は16時まで)
観覧無料(カンパ箱設置)
さめしまことえ・壽福ヤス子・政治的な手芸部
※会場にエレベーターはありません。ご了承ください。
「印刷物デザイン 久保雄太(株式会社TSUZUKU)」
https://tzk.co.jp/
かわるあいだの美術実行委員会
既存の価値を揺さぶり越えていくため、同時代性を反映させた現代美術との出会いを鹿児島で作ることを目的に2020年に組織、始動。
2021年「生きる私が表すことは。 鹿児島ゆかりの現代作家展」を長島美術館で開催、22年に記録集を発行した。
「生きる私が表すことは。」展公式サイト https://ikiruwatashi.jimdosite.com/
鹿児島在住の美術作家、キュレーターで構成。
今回が2度目の展覧会企画となる。
【メンバー】 さめしまことえ(美術作家)原田真紀(インディペンデント・キュレーター)平川渚(美術作家) 木浦奈津子(画家)松尾晴代(陶芸家/鹿児島市議会議員)